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自己資本額および平均利益額 X2

はじめに

評価項目X2は、「自己資本額」および「利払前税引前償却前利益の2年平均」となっております。総合評定値(P)に占める割合は平成20年改正前10%でしたが、改正後は15%に引き上げられています。評点上限も954から2,280点まで引き上げられ、重要度の高い項目となっております。自己資本額は貸借対照表の純資産の部の金額を参考とします。「利払前税引前償却前利益の2年平均」は損益計算書を参考にした金額を算出します。

自己資本額

平成20年の改正前は、年間平均完成工事高に対し、自己資本額がどの程度あるのかを相対評価しておりました。現行経審ではこの相対評価を改め、自己資本額は絶対評価となっております。つまり自己資本額は大きければ大きいほど評点をも高くなる仕組みとなっているのです。自己資本額を増やすためには会社に利益を蓄積する必要があります。この自己資本額は、貸借対照表の純資産の部合計額を指します。X2自己資本額においては、審査基準日単独か直前2年平均のどちらかを選択することができます。また、自己資本額がマイナスの場合は0円として評価されます。点数がマイナスになることはないということです。実際の計算は「自己資産額評点の算出式」にあてはめて計算を行うこととなります。

平均利益額

評価項目X2で用いる利益は「利払前税引前償却前利益」の金額です。算式は以下の通りです。

利払前税引前償却前利益 = 営業利益 + 減価償却費

この利払前税引前償却前利益の金額の2年平均値が評価対象となり、経審ではこれを「平均利益額」と呼んでいます。自己資本額と同様に「平均利益額」についても絶対評価となります。「利払前税引前償却前利益」は「EBITDA」とも呼ばれ、企業の収益性を知るためのとても重要な指標となります。注意が必要なのが、この平均利益額は必ず2年平均でないといけないということです。直近決算のみで評価を受けることはできません。また、平均利益額がマイナスの場合はゼロ円として評価することとなります。
具体的な計算は「平均利益額の算出式」にあてはめて計算することとなります。

自己資本および平均利益額(X2)の算出式

X2には「自己資本額」と「利払前税引前償却前利益」の2つの評価項目があります。そのため下記の算式にあてはめてX2全体としての評点を出すことになります。そして15%を乗じた数値が総合評定値(P)に足されることとなります。

X2 =(自己資本額評点 + 平均利益額評点) ÷ 2

評点アップ対策

X2は短期的な対策で評点をあげるのは難しい項目となっています。長期の視点から以下のような対策を行うことが考えられます。

・時間をかけて会社に利益を蓄積し、自己資本額の増加を図る
・建設機械などの設備投資を行い、減価償却を実施する。

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